演奏をするときに、
楽譜に書いてある音の
高さや長さを弾くだけに
なってしまうと、
意味がよく伝わらない音楽に
なるように思います。
自分の中で
様々な要素を
バランスよく調和させていく
必要を感じます。
時間のバランス、
音色のバランス、
音程のバランス、
など、
様々な要素の
バランスを取りながら
感じ、考えていきます。
時間のバランスとは、
音楽内にある急緩のことです。
いつも拍通りに
進んでいるわけではなく、
曲の場所によって、
微妙に前向きに進めた方が
よいところと
ゆったり進めた方が
よいところがあります。
できるだけ、
そこ全体の時間は
急緩をつけなかった時の時間と
同じになるようにします。
そうすると
時間全体のバランスと調和が
とれます。
音色のバランスとは、
その場その場に合った
音色をみつけて
表現していくことです。
音程のバランスとは、
音から音へ
自然に聴こえるような
音程にしながら
弾いていくことです。
人と弾く時は、
周りとのバランスを感じながら
音を出していく必要も
出てきます。
自分の中のバランス感覚と
周りとの調和を
感じていくことが
アンサンブルでは
大切になってきます。