想像ゆたかな音の世界を奏でられる
楽しみと学びのあるバイオリンレッスン
★ゆったりコース
やさしい曲や好きな歌がひけたらいいなというコース。
クオリティを追求するよりもイージーに音楽を楽しんでいくコースです。
他のコースにくらべ基礎的な内容は減ります。
あくまでやさしい曲を弾くのに最小限の技術を身につけて、自分なりにやさしい曲の演奏を楽しめるようになればいいというコースです。
欲がでてきたら他のコースに変更するということも可能です。
★ほどよいコース
基礎や大切なことは学びながらマイペースで続けていくコース。
*基本は大切なので、ある程度きちんとできるようにしたい
*たくさんは練習できないけれど、自分なりに上を目指してうまくなっていきたい
*いずれ仲間とも演奏して楽しめたらいいな
というコースです。
★しっかりコース
基礎~音楽的表現まで、上級をめざしてトータルに身につけていくコース。
*しっかり上達を目指して学びたい
*基本的な事はきちんと学び、上達していきたい
*いずれ憧れている名曲をひけるようにしたい
*レベルが高めのやアマチュアのオーケストラアンサンブルで楽しみたい
*基本的なことをきちんと見直したり身に着けたりしていきたい
など、基礎から音楽的な表現までを学び、レベルアップを目指すコースです。
★初心者のレッスン風景★
かえるの打楽器でお歌とリズㇺ
幼児~小学生の、ひとりのペースと個性に合わせたバイオリンレッスン。
音楽が好きで、楽しみながら続けていきたい!というお子さまがほとんど。
クラシックからポピュラーまで、教本や進度に沿いながらも、音とリズムの想像豊かな世界を楽しみ、学んでいきます。
心に語りかける彩りゆたかな音の世界を、心がやわらかい子供のうちから、たくさん味わっていってほしいと思っています。
技術はしっかり身に付けないと弾けないので、大切にしています。
よい姿勢を心がけること、音程の取り方、ボーイング(右手)の基礎はすこしずつですがコンスタントに練習してもらい、どうやったらいい音が出せるのかを学びます。
様々な知識も大切。習っても忘れるものです。でも、知っているからできることも多いのです。
よくつかう楽典(楽譜のよみかた、記号の意味など)もまとめてプリントにして、わすれたらすぐ自分で調べられるように工夫しています。
さらに、音を出せるだけでなく、音楽の世界を感じ表現する力も同時に身に付けながら、生徒さんのペースで進めています。
「弾く」いがいにも、「楽譜を読む力」も大切です。
読譜力がつくことで、知らない曲でも自分でイメージしながら弾いていくことができますし、相当耳と記憶力がよくないと、耳コピーには限界があります。楽譜は作曲者のメッセージでもあるので、読めた方がいいですね。他の楽器をやるにも便利です。
レッスンでは、教え込むのではなく、どうしたい?どうやったらよくなりそう?など、生徒さん自身が考え、工夫して学べるような働きかけを行い、あえて考えてもらいながら、自発力を養い、サポートしていきます。
レッスンではこのようなことをとおして、他の分野にも役に立つ集中力、記憶力、計画力、創造性、感性、思考力、共感力も自然と磨かれ、人間力を育んでいけています。
これらは人生をとおして、大切な生きる力になっていきます。
また、音楽にふれることで、気持ちのうるおいや気分転換にもなり、心や情緒の安定にもなります。
コンスタントに続けてきた生徒さんに、自主的で意欲がある子、自尊心が高い子、心や感性の幅が豊かな子が多いのも、音楽で身につけられたものが自然に役立っているようで、うれしく思っています。
先々、色々な場面で、バイオリンで得たことは生かされていると感じています。
音楽を、自分を表現できる楽しいもの、自信をもてるものとして、さらに、自分の心と感性を豊かにする大切なものとして頂けましたら幸いです。
音楽の導入的なレッスンになります。
体力的・気分的に弾き続けるのは難しいので、手遊び・音符カードでリズム遊び・お歌・リトミックを取り入れ、少しずつ楽器を持つ時間を増やしていきます。
無理せず、やれることからレッスンです。
小さい頃から始めた方が良いということではなく、体格や理解力にかなり個人差があります。
3、4歳でも伸びていく子もいれば、5、6才になってからの方がいい子もいます。
お子様本人がやりたい気持ちがしっかりある場合に、レッスンをお受けしています。
どの楽器もそうですが、「弾く」以外に、音符を読む(音の高さと長さを判別できる)、リズムが分かる、など、楽譜に書いてあることを理解する力も、同時に必要になってきます。
*短時間でも集中できること
*左右の手を全く違う運動をさせる思考力、器用さが必要になること
*少しずつもいいので、音符を覚えて楽譜が読めるようになること
*日々練習する必要があること
など考慮する事柄があり、本人のやりたいという思いがあって持続できていますが、親御さんから見て、その辺りはいかがでしょうか?
思考力や手指の運動が未熟であることもあり、お子様に寄っては、精神的にもある程度自立できてくる5歳前後になってからはじめた方が、体力的、精神的な負担も軽い場合がありました。
練習はしないと弾けるようにならないので、そのことを理解できてからのスタートが望ましいと思います。
まだ練習が難しそうな場合は、レッスンでは楽器を弾くことだけにこだわらず、リトミック的なリズム遊び、体を使っての表現遊びや反応、手遊び、音符のカードなどで音楽の基礎を潜在的に自然に育めるよう工夫します。
いろんなことをやっている中、バイオリンも触れる時間が伸びていき、いつのまにかバイオリンも弾けていたという子も少なからずいました。
家庭での音楽環境作りも大切です。
家族が音楽をやっているなど音楽が身近な環境にある子は、楽器を弾いていて感が利いたり、いいリズム感がすでにあったり、音楽の内容を感じ取る力があることが多く、演奏の大きな助けになっています。(聴く耳、音楽的なセンスが自然に育っているようです)。
私自身を振り返ると、親がよく歌ったり、童謡やオーケストラのレコードをかけてくれたり、姉妹がピアノやバイオリンをやっていたりと、自然に生活の中に音楽がありました。
是非、技術は分からなくても、環境作りや心のサポートをお願いします。
練習の仕方や大事なことはレッスンで教えていますが、家での練習で習ったことをおさらいし、覚えたりできるようにしてくることになります。
普段の生活からお子様の発達段階をよく見て、ちょうどいいタイミングをご判断頂ければと思います。
ちいさなお子様は、一人で練習するのは難しいです。
ある程度任せても大丈夫な段階(3年位)までは、親御さんがつきそって、レッスンで何をやったのか、何をできるようにしてきたらよいのか把握され、家で一緒に練習されて下さい。
小学校にあがっても、まだ一人では難しそうなお子様も多いです。
慣れるまでは、できるだけ毎日、少しの時間でもいいので練習時間を作り、習慣化できるようなお声かけをしてあげてください。
練習で身につけることをしないと、上達はむずかしいものです。
練習がむずかしい場合は、
1、ちょっとしたお菓子を練習後のごほうび。
2、練習は本人にまかせ、できたと思ったらおかあさんチェック、できるようになったら終わり。
3、練習カレンダーを作り、練習できたらシールをもらえる。
など工夫されているご家庭があります。
。
私も練習カレンダーは用意して、ほしい子にはあげています。
やる気にさせるのは、私を含め大人側の工夫も必要かなと思っています。
基本的には、次の項の「5歳~小学生のレッスン」と基本的な進め方は同じですが、理解力に差があるため、ゆっくり進むことになる場合が多いです。
がんばりのーと。練習できた日に色をぬるか、シールを貼れます。
希望者にあげています。
<レッスンの流れをご紹介>
①楽器、楽譜の用意
楽器はレンタルの方が多いです。購入の際はご相談下さい。
必要な場合は、譜面台(自宅練習用)もご用意下さい。
楽譜はこちらを購入して下さい。
私が以前勤めていた教室の先生が作られた教本ですが、保育園の園長先生なので、子供の心理を上手に考えて作られてあり、使いやすくて気に入っています。
ちょうちょ、チューリップ、かえるのうた、など知っている童謡で作られているため、お子さんが入りやすいです。
教本のままつかっているわけではなく、お子様の理解度、進み具合により、内容をいろいろアレンジして使っています。
どんどん進む子には、次の本でやるような本に書いていないテクニックを導入してバージョンアップしていったり、ゆっくりな子には好きな言葉をボーイング練習(右手)に取り入れたり、弾く以外のリトミック的な時間を増やしたりします。
「幼児のためのはじめてのバイオリン」
山田晧一著 音楽之友社
*高学年の場合は、中学生以上と同じ、オリジナルの導入教材を使うこともあります。
② バイオリンの構え方、音出し、音符を覚える
楽器の弾き方と楽譜を読むことを並行しながら、その子のペースで、必要なことをバランスよく学んでいきます。
まずはバイオリンで1つの音を出すことから、次に色々なリズムを弾けるようにします。
「リボン」「ダイコン」など、言葉を弾いて楽しく練習できます。
慣れてきたら、いよいよ左手を使い、様々な音が出せるようにしていきます。
曲は、はじめは知っている童謡が多く、楽しみながらレッスンできます。
「はじめてのバイオリン」より
(スマホは表示が遅いことが遅いことがあります)
家の練習用の動画
低年齢のお子様には、音符を遊び感覚で覚えられるように音符カードを差し上げていますので、家でもクイズ形式で自分で覚えられます。
こちらはレッスン用。
音符カードは皆さん大好きです。
みなさんに差し上げているカード。
表に音符と休符、裏に名前と長さが書いてあります。
楽しんで覚えられるように
手作り教材を工夫しています ♪
音符のサイコロ、打楽器、
ボールなどでリズムや音を体感します。
音符の長さをくらべたり、
リズム合奏をします。
音符や音の高さ、
楽譜に使われる記号を
おぼえるための手作りすごろく。
弾くのに疲れてしまったときや集中力がもたないときなどに登場。
途中から 簡単な楽典(楽譜に出てくる記号や音符などの知識)を導入し、すこしずつ覚えていきます。
よくでてくる記号や言葉で知っておいた方がいいものを「おまとめ版」として紙2枚にまとめて、練習中にすぐ調べれるように一人ずつあげています。
楽典の動画のひとつ
個人差大きいですが、6か月前後できらきらぼし程度の童謡、1~2年でバッハのメヌエット程度の曲が弾けるようになります。
下記の録音を参考にして下さい。
5年、10年以上続けると、音色や表現力がぐんと高まっているのが分かります。
発表会の独奏の録音↓
(スマホは表示が遅いことがあります)
① 5才・半年/きらきらぼし変奏曲
② 5才・1年3か月/バッハ:メヌエット
③ 小2・2年/ザイツ:学生協奏曲第2番3楽章
④ 中1・約5年/ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
⑤ 高1・4年/ブルッフ:コル ニドライ
⑥ 高3・15年/ラフマニノフ:ヴォカリーズ
⑦ 大人・子供の頃やっていて中断、再開して2年/エクレス:バイオリンソナタ2楽章
⑧ 大人・20年弱/ドボルザーク:ソナチネ1楽章
ピアノ伴奏:廣田
合奏の録音
① 子供~大人のアンサンブル
ロングロングアゴ―
歌のつばさに
② 大人のアンサンブル
サウンドオブミュージック
エーデルワイス
ドレミの歌
ピアノ伴奏:廣田
最初に、どのように続けていきたいのかをお聞きして、教材や曲を決めます。
レッスンでは、体がすこしでも無理なくスムーズに動けるようにするため、基礎練習で右手、左手の使い方を整えながら、自然な弾きかたに導きます。
それをベースに、曲でも応用していけるよう、音楽的な表現に必要な技術、知識、考え方も学んでいき、より自分のイメージにちかい演奏ができるようにしていきます。
① 導入
「幼児のためのはじめてのバイオリン」
山田晧一著 音楽之友社
・様子を見ながら、楽典ドリル、プリント教材を併用。
曲の練習しやすいように、「練習用の楽譜」を作っています。ドリル形式にして、順番に練習していけば弾けるようになるように、こまかい内容で作っています。
バイオリンの教本以外に、こどものための楽典ドリル、音符カード、リズムや音読みなど苦手なことがあれば特別教材のプリントなど、手作りの補助教材もいろいろ用意して使っています。
↓「練習用楽譜」の一部
② オリジナルの教材
次の教本へのつなぎのいい教材がなかったので作っています。篠崎バイオリン教本2巻へのつなぎとして、1冊目に載っていなかったD,G線の練習、音階、左手と右手のトレーニング、教本からの抜粋でやっておいた方がよい曲を、説明付、ワーク形式で練習できるように作りつつ、レッスンをとおして改良を重ねています。
市販の楽譜はほとんど練習のしかたの説明が書いておらず、音符が書いてあるだけか、補足程度のことくらいです。
中級程度までは、音階や基礎練習、曲の練習用楽譜は、ドライブにアップロードしてあり、印刷、製本して使って頂いています。
練習用楽譜がかえって難しい子は、もとの楽譜を中心に練習していけるよう、音階など補助教材をつけてレッスンしています。
↓曲の練習用楽譜の一部
③ 篠崎バイオリン教本2~4巻 全音楽譜出版社。
鈴木バイオリン教本と曲はダブっているので、基礎練習や音階、練習曲といろんな練習が載っているこちらの教本を抜粋しながら使っています。
*セブシックop.1-1、op.1-2、op.2-5、op.8、op.9など上記と併用
④その先(上級)
基礎の教材としては、
*セブシック
*小野アンナ音階教本
*カールフレッシュ音階教本
*S.フィッシャーの教本(単音の音階、重音の音階、ウォーミングアップ、音色など多数あり)
*ゴラ ヴィブラート教本(生徒さんにはよくわからないことも多いので、解説教材、動画は作っています)
*クロイツェル 42の練習曲
*ローデ 24のカプリース
*ドント 24の練習曲とカプリース
などで学んでいきますが、生徒さんによって教材は考慮。どういう事をやりたいか、相談して決めていきます。曲は、モーツァルトのバイオリン協奏曲など単品で用意して頂いて練習します。
発表会では、クラシック、ポピュラー、映画音楽を、ご本人に選んでもらって演奏しています。
音楽のレッスンは、人創り、心を豊かに深くするものだと思っています。集中して演奏をすることは、
右脳=想像力、創造性
左脳=考える力
心=感受性、何かを感じ思う気持ち
も使い、ふだんの生活だけでは得られない、大きな内面の成長をもたらします。
音楽は、いわゆる学校の勉強だけでは得られない、総合的な人間力を育みます。
バイオリンを練習する中では、小さなハードルをいくつも超えていくことになります。
感じ、考え、挑戦し、達成感や喜びを得る体験から、「自分の力を信じられる心」が育っていくことでしょう。
上達と共に、何よりも、レッスンを通して、心の成長をしていけることをモットーに、日々取りくんでいます。
レッスンでは、先々行きづまらないよう、美しい音を出す為のいい姿勢、体の使い方をいつも見直しながら身につけていきます。
家でいい練習ができるよう、練習の仕方も覚えていってもらい、「考えてひく」「分かってひく」ことができるようになるよう指導していきます。
その結果、自分らしく心で感じることを音で表現していく力も養われていきます。
楽器がうまくなることはもちろん大事ですが、自主的に物事に取り組むことや、自分でできることは自分でやる、わからないと思っても自分で考えてみる、難しくても挑戦してみる、自分がよくなれるために何が大切か考えてみることも、レッスンを通して身につけていき、精神的な成長、心の成長をしてもらいたいと思っています。
そのために、レッスンに慣れてきたら少しずつ、問いかけやヒントを出しながら、自分で考えながらのレッスンにしていっています。
必要であれば、忘れないように自分でメモを取る、書いたフセンを見えるところに貼るなど、忘れない工夫をするということも覚えてもらいます。
そうすることで、受け身にならず、自分で工夫して効果のある練習をできるようになり、考える力がついてきて上達につながっています。
このことは、大きくなればなるほど、とても大事なことになると感じています。
日常生活や勉強でも、自分なりに工夫しながら、様々なハードルを越えられるようになっていってもらいたいという思いもあります。
心がたくましく、柔軟に育ってもらいたいと思っています。
音楽は大人になって物事の深みが感じられるようになってから、本当の良さ、大切さ、必要性が分かってもきます。
つらい時に癒されたり、音楽仲間と演奏をして絆を深められたり。
小学校高学年以上になると、塾通いや部活などでほとんど練習できない子も出てきます。
無理はせず、細くても長く続け、身につけたものは将来の自分へのプレゼントにしてくれたらと願っています。
途中でやめた経験のある大人の方が決まっておっしゃるのが、「やめなければよかった」。
どう続けるか、続けられるか、ご自身のペースでその都度自由に決めて下さい。
将来、または生涯、オーケストラやアンサンブルでも楽しんでいけるような技術や心の土台を、少しでも作っていってあげたいと思っています。
長く頑張って続けてきた子達は、音楽方面に進んだ子もいますが、趣味で、大学やレベルの高いアマチュアオーケストラで活躍するなど、いい楽しみ方ができているようです。
大人の生徒さんには、進学で一度中断した後、社会人になってから再開し、ずっと楽しんでいる方々も。
自分の大事なものとして心に根差しているのを、とても嬉しく見守っています。
年をとっても長く楽しめるバイオリン、是非自分らしい楽しみ方をみつけていって欲しいと願っています。
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