動きやすい体をつくる

 

秋に、5人ほど大人の方がバイオリンを始められました。

 

３０～５０代の方々ですが、大人の方は普段から首や肩が凝っている方が多く、ボーイングに大切な肩甲骨の運動がなかなかできないことが多いので、弾く前にいくつかの体操をして頂けるようにしています。

 

背中や肩甲骨は、普段の生活では意識し使わないので、動いているかもよく分からない、という方が多いです。

 

どうしても右手を上げるのに肩のあたりの筋肉を使いたくなって、肩があがったり前に出たり。

 

弾く時間がなくても、寝る前に5分、体操をしてみて下さいと伝えています。

 

弾く以前に、弾きやすい体を作ることも大事。

 

稼働範囲が広がれば、自分で感じやすくもなり、テクニックを邪魔しないようになります。

 

特に、右手のボーイングは、背中の方から動かすので、お伝えした体操は効果あると思います。

 

見えるところより、見えない背面から運動を感じ、手先へ伝えています。

 

最近は、ビデオカメラを買ったので、こういう体操や、ボーイングの解説、曲の解説などを、生徒さんサイトにアップして、参考に、また予習できるように工夫しています。

 

是非、時間を上手に作って、ちょっとでいいので続けていってください。

 

それでは、来年もよろしくお願いいたします。