未来を予測して弾く~青葉台のバイオリン教室Cocoron

 

【未来を予測する】

 

発表会が終わり、

また地道に基礎を見直したり、

さらに土台をしっかり

作ろうとしている

生徒さんがいらっしゃいます。

 

基礎練習で気をつけたいこと。

 

それは、

きちんと弾くだけでは

実際曲になった時に

いい応用ができない可能性が

あるということです。

 

もちろん、

音程を取る、

リズムの中で動くということは

大切です。

 

ただ、

基礎練習で陥りがちなのが、

そこで終わってしまうことです。

 

曲を弾く時は、

絶えず時間は

未来へ向かっています。

 

今、ここだけを

見ていられません。

 

いつも

今から未来への

流れをもっているのですね。

 

例えば、

音程がなんとか取れた、

でやめてしまうと

 

 

流れの中で意識と体の動きを

動かせるところまでには

至っていません。

 

一つずつやっと取れていても

音楽的な流れの中で

取れるようにしないと

堅い音楽になってしまいます。

 

また、音程は

前の音からの隔たりであり、

単独で感じるものでは

ありません。

 

なので、

「前から次にどう入るか」

練習していかないと

音楽的な演奏が

難しくなります。

 

だいたい音がとれたら、

必ず流れの中で

弾けるように意識していく。

 

その流れを感じるところに

”音楽”があります。

 

音から音へ、

何を感じ、どう移ろうか。

 

ここの練習を

ぜひ意識して

練習してみてくださいね。

 

分からない時は、

歌ってみる。

 

歌うとできる人は、

歌いながら弾いてみる。

 

上手く歌えない人は、

頭の中でイメージが

できていないので、

 

こんな風にもっていきたいという

イメージや感覚で

何回か歌ってみる。

 

音源と一緒に

歌ってみたり、

弾いてみるのも

いい方法です。

 

基礎練習でも、

流れを感じ作りながら

音程なりボーイングなりの

練習をしてみて

ください。

 

いかに自然に聞こえるか。

 

もし、録音してみて

ガタガタしていたり、

堅いなと感じるなら、

 

流れを感じて

その中で弾くということを

やってみてください。