「よく聴く」ということ


 

音というものは、

 

敢えてきかなくても

 

聞えてくるので、

 

普段そんなに気にしている人は

 

少ないと思います。

 

 

先日のレッスンで、

 

2つの音を重音で聴きながら

 

音程を合わせていた生徒さん。

 

ある音になると

 

どうしても出したい方の音が

 

かすれたり鳴らなくなったりします。

 

メロディの音がなくなると

 

聴いている人には

 

メロディがわからなくなります。

 

「2つの音が鳴っていますが、

 

鳴らしたい方を

 

よく聴いていますか??」

 

と声をかけたら、

 

ハッとされました。

 

聴いているつもりだったけど、

 

そういう風には

 

聴いていなかった・・!

 

とおっしゃっていました。

 

 

そうなんです。

 

聞えているのと

 

聴きたい音を聴いているのとでは

 

全然ちがうのですね。

 

大事な方の音を

 

集中して弾いたら、

 

ちゃんと2つの音が

 

きれいに鳴るようになりました。

 

 

人間の脳って

 

奥深いなと思います。

 

意識したものだけが

 

入ってきて、

 

自分から出て行く。

 

 

だから、

 

弾く人はどれだけ多くの意識をもって

 

弾いているかが

 

ある意味勝負。

 

意識出来ないものは

 

表現されない。

 

 

たくさんのヒント、

 

アイデアを

 

自分の中に取り込んでいって

 

頂けたら、

 

より素敵な演奏になります。

 

ちょっと難しいですが、

 

感性と思考と技術の

 

アンサンブルですね。