練習をアレンジする




今日は、

梅雨明けの暑い中でしたが、



絵本の語りの先生と

絵本コンサートを

やらせて頂きました。



何十作か

絵本に音楽を作曲して

コラボしていますが、



今日は

バイオリン一本と絵本、

人形で、



大人の方向けのプログラムを

しました。



先生の語りの生徒さんが

沢山いらして下さり、




皆さんのこれからの活動の

参考やヒントに

なったのではないかと




少しはお役に立てていれば

幸いです。







さて、

練習をアレンジしていく、

ということですが、




なんの練習も

練習に工夫がないと

練習内容に偏りができ、



総合的にまとめるのが

難しいことが多いです。




基礎練習であっても、

私は書いてあることだけを

やっているわけではなくて、




一つのセクションを

色んな弾き方で毎日変えながら、



色んな要素が入ってくるように

心がけています。




基本同じ本の同じ番号の

練習をいくつもやっていますが、




その中を毎日違う箇所を

弾くようにしたり、

アレンジしたりしながら

練習しています。




そうすると、

一日ではたいした種類、量は

できませんが、




1週間、1ヶ月単位でみると、

広範囲を網羅できます。




また、

毎日やる音階の本は、

長いのと、

何年も同じ本を何周もしていて

慣れてきているので、



基本一回ずつしか弾きませんが、

二週間位すると

それでもかなり馴染んできて

弾きやすくなっていきます。




ピアノの練習では、

さらに片手ずつ、



両手弾きながら

どちらの音も聴く、



左手の音が頭に残りにくいので、

左手の音を大きめに弾いて

よく聴きながら弾く、



リズムをつけて弾く、

4つずつ弾く、



など



さらにアレンジして

練習しています。



バイオリンより音が多いので、

やる作業が増えます。




その都度

苦手なことが何かを考えて、




どうしたらできるように

なるのか、

覚えやすい方法はないかを

考える。



そして、

何の練習をするのかを

さらに考えて実践して、




結果どうだったか、

さらにやれることはないか、

回数をこなせば頭に入るのか、




意識の仕方を変えないと

だめなのかなど検討して、

また上記をくり返す



という感じです。




ご飯も、

お米だけ食べても

飽きるし栄養が偏ります。



おかずや汁物もあると

トータルのバランスが

よくなりますね。



音楽も

精神性と肉体

トータルの働きが合わないと

演奏ができません。



精神性の中にも

色々な要素がありますし、



肉体の運動も

様々な運動に対応できるように

していかないと

弾けない部分や曲が

出てきます。



総合的に自分を

高めるための作戦を

いつも考え考え

進めていきます。




技術も人間性も、

少しずつ学びながら

高めていくしかないです。




その道すがら、

学びや気づきがあり、



自分の引き出しが

増えていきます。



それは

結構楽しいことです。



わかること、

できることが増えていく。



人を楽しませたり

癒やしたりする力も

ついてきて、



聴く側専門だったのが

聴いてもらう側になれる。



創造のある人生は

心豊かで内面が充実します。




ぜひ

自分を、人生を

創造しながら



楽しんで歩んでいく力を

音楽を通して

高めていって下さいね。