音楽性を高めることは人間性を高めること






教室の防音室の壁には、

教材が沢山貼ってありますが、



もっと大事なものが

貼ってあります。



音楽を学ぶ、やっていく上のでの

心がけです。



最近追加して貼ったものが

5つあります。



★レッスンの心がけ★



①自分がよくなれるために

必要なことを考える場


②表現することを楽しみ追求する場


③自分の心と技術を磨く場


④よりよい自分になろうとする場合


⑤自分で自分を育てる場





バイオリンを習う前は、

単に楽しめたらいいなとか、

憧れの楽器を弾けたら素敵だなとか、



比較的軽い動機で

ほぼ全員が始められます。



でも、

続けていく中で、



どうしてもうまくいかないとか、

上手にならないとか、

弾きたいようにならないとか



課題が出てきます。

出ない人は

まずいないでしょう。



そういうときに、

単に技術の問題だと

思っている場合が多いのですが、



実は意識の問題の方が

多数です。



考え方や感じ方を変えたり、

知識を増やしたり、



面倒なことや難しいことから

逃げたくなるメンタルブロックを

改善していく必要、



精神性と体の運動を

合わせていく作業、



というのが必要に

なってきます。



要するに、

心や意識がよくなれば、

改善、進歩していける場合が

ほとんどなのです。



子供ちゃんたちによくあるのが

練習面倒くさい(笑)。



そう、面倒くさいことや、

大変だなーと思うことを

やらなければ

得られない境地がある。



いくら能力が高くても、

生まれ持った才能が高くても、



面倒くさがって磨かなければ

埋もれたままの力で

終わります。



どれだけ

自分の中にある可能性を

上げられるか、

発揮させられるかは、

やった量と質でしかありません。



やるしかない(^o^)/



努力するなかで、

先ほどの5つのことも

磨かれていきます。



というよりは、

これらをやらないと

上に上がれないと思います。



とくに

心を育てるというところ。



これは、

大人、子供関係ないです。



自分の心を育てて

少しでも

より良く生きていくこと。



バイオリンの上達と

人生で必要なことは、

ほぼ同じ。



そうどこかで思いながら、

意識や心、技術を

磨いていくお手伝いを

させて頂いています。



ところで、先日、

目標をどこにおけばよいのか

という質問がありました。



私自身は、

できなくてもよいので、

大きな理想を見つつ、



日々の練習では、

小さな目標、目的を決めて

始めています。



今日はこういうことをやろう、

と決めてから始めると、



何を実現したいのかという

道をそれなくなります。



今のレベルより

少しだけ高いところを

目指したほうが

やりやすいし、



できなくても

そう落ち込みません。



一日でできることは

本当にわずかですが、



だんだん意識の中で

積み重なっていき、



揺らがない、

しっかりとしたものが

自分の中に創られて

いきます。



なんでも積み重ね。



才能がある人ほど、

凡人にはできないような

ものすごい努力を

されています。



一日12時間練習!とか、

さすがに私は無理ですが(*_*)



無理なら、

レベルアップするには、

どうすればいいか、



何ならできるのかを

考える。



あとは

最善を尽くすだけ。



今やれることを

精一杯、



心も体も使って

やっていきましょう。



大変なことほど、

自分を磨いてくれます。



何が足りないのか

気づかせてくれます。



大変じゃなくなるまで、

頭も心もつかって

やってみればいい。



できるようになる道は、

本当はシンプルです。