やってないことはやりにくい




勉強でも運動でも

やったことがないことや

あまりやっていないことは、



慣れていないので

やりにくいと感じますね。



楽器を弾くのも同じで、

普段やっていないことが

出てくると、



頭も体も「経験不足」なので

難しいとかやりにくいと

感じます。



やりやすいやり方に

変えるのも手ですが、



その経験不足をなくす方が

大事なことかなと思います。



たとえば、

いきなりチャイコフスキーや

シベリウスの協奏曲なんて、



とても弾けたものでは

ありませんね。



では、どうやったら

それらのレベルの曲を

弾ける頭と体の状態に

なれるのか。



それには、

それをこなせるだけの

沢山の経験や知識、

技術力や感性、

すべてをまとめる力などが

必要になってきます。




では、それらはどうやって

増やしていけるのか?



それには、

基礎練習で、

曲で使われる

様々な音程の取り方や、

弓の使い方を練習し

できるようにしていくこと、



その上で、

音楽の流れやリズム感、

フレージングや構成、

音楽や作曲家のイメージ、

というようなものを



自分の中でまとめていける

力をつけていくこと  

になります。



1日でとてもできるものでは

ないので、



コツコツと

好きでも嫌いでも、



やるしか、

頭に入って体も動いてくれる

方法はありません。



体力も精神力も

いります。



でも、

そうやって地道に

積み上げた力は、

必ずどこかで役立ちます。



先日も、

発表会の曲の譜読みを

一緒にしていた生徒さんが

いらっしゃいましたが、



ずっと音程を中心に

練習してきていましたが、



やっていた基礎練習と

ほぼ同じパターンの

指使いがちょうど出てきて、



あー、

最近やっている

音程の取り方と

同じですね!



と言ったら、



うんうん、そうだ、



とサックリ

そこを通過できました。



少し形は違うのですが、

しばらく頑張っていた

パターンだったので、



練習の仕方を知っていて、

納得感もありました。




どこもかしこも

結局そういうものなんです。



やったことがあるから

分かる。



ちょっと違うけど

似ているからできる。



さらに、

いつもやっているパターンだから

違う音になっても理解できて

やれる。



頭の中で

分析と理解がしやすく

なるわけです。



理解が早くなるぶん、

音楽の内容に

早く踏み込むこともできます。



どれだけ

自分の中に経験値があるかで、

その先の習得力も違ってきます。



ひとつずつ丁寧に

自分の中に

ストックしていくこと。



忘れないように

できるだけ反復すること。



それらが、

潜在的な演奏力の

大きな大きな種に

なってきます。



できるだけ

いろんなパターンに触れて

知らないことを

減らしていく。



そうしていくことで、

どんなものが目の前にきても、



なんとかしていけるように

なっていくと思うので、



私は毎日コツコツと

いろんな練習をして

種を増やしています。



こういうのは

やったもの勝ち。



どれだけ知っているか、

分かるか、

やれる土台があるか、

だからです。



その上で、

自分の感性で

存分に演奏できると

本当に面白いものです。



やれるときに

どんどんやれることを

やっていきましょう。