今、ワルツのような曲を
練習している子がいます。
新しい音の合わせ方が
難しい〜と言いつつ、
結構合わせられています。
イメージを広げるために、
ユーチューブで
ワルツの踊りを
流しながら、
こんな風に
くるくる回る踊りだよーと、
二人で真似をして
踊ってみました。
実際に
変でもいいから
体を動かしてみると、
感じが残ります。
曲は3部構成にアレンジ
されているので、
曲のストーリーを
自分で考えてみると
そのイメージに入って
弾けるよ、
と伝えました。
例えば…
最初の場面は
ほの暗い感じだけれど、
「恋に悩んでいる男の子がいて、
いつ告白しよう…と
思っています。
次の明るい場面では
二人でハッピーに
楽しく踊っている
姿を想像していて、
仲良くなれたら
こんな風に楽しくて
幸せなんだろうなー!
と思っています。
でもまた暗い場面になり、
あぁ、
でもやっぱり勇気がないから
好きと言えない…と
鬱々した気持ちに
戻ってしまいました。」
とか、
自分なりにイメージして
ストーリー仕立てにすると
より具体的に
雰囲気と意味のある
音楽になって面白いよ、
というような、
技術以外の話を
出してみました。
普段から絵や本が
大好きな子なので、
あとは自分で
内容を膨らましてもらえたらと
願っています。
音楽の背景にある世界を
想像してみることで、
その人の心が反映され、
表情や趣のある演奏に
繋がっていくものだと
思っています。